・集客に困っているフリーランス、個人起業家
・ブランディング強化をしたい人
・本の出版に興味がある人
もくじ
出版マーケティングとは?
出版マーケティングとは、書籍を出版して自分の商品を売り出す集客手段の1つです。とくに個人事業主・起業家の方が出版すれば、大きなメリットが得られます。
新規顧客獲得に悩んでいたり、リピート率が低くて困っていたり、「集客の悩み」を解決してくれる可能性があるのが、出版マーケティング。
街で見かける看板広告やCMなどと、同じようなイメージで商品・サービス・個人を売り出すためのツールです。
出版でマーケティングする4つの効果
出版するというのは、ただ世の中に自分の想い・ノウハウを伝えるだけではありません。個人事業主・起業家が書籍出版を行うと、以下のような4つの出版マーケティング効果が期待できます。
①ブランディング強化
②商品の認知拡大
③自分独自の価値提供
④自分が動く必要のないマーケティングツール
ブランディング強化
書籍の出版は、あなた自身のブランディング強化につながります。あなたが狙うマーケット分野で本を出版すれば、その分野の専門家として認知されます。
とはいえ、「他の方法でもブランディングできるのでは?」と思う人もいますよね。もちろん、ブランディングの方法は、無料で使えるYoutubeやInstagramなどSNSを使えば手軽です。しかし、出版マーケティングで書籍の力を使えば、それらより強力にブランディング効果が期待できます。
たとえば、あなたがパン屋を経営しているとします。そして、SNSで「私はパンの専門家です!」と情報発信しても、あまり響かないですよね。
一方、『パンの作り方』のようなテーマで本を出版すれば、多くの人が「パンの専門家」として認められます。それほど、マーケティング出版は、ブランディング強化につながるのです。
商品の認知拡大
出版がブランディングにつながることに加えて、商品の認知拡大が見込めます。本の中で、どういうサービス・商品を提供しているか伝えられますよね。
しかし、それだけではない本独特のメリットがあります。それは、「商品開発やサービス内容の想い」を読者に惜しみなく伝えることができることです。自分の想いをお客さまに伝えれば、商品を買ってくれる確率はかなり上がるでしょう。
マーケティング出版は、認知拡大と共に感情を伝えて購入率を高める効果もあるのです。
あなたにしか伝えられない価値を提供できる
本を出版するということは、数万文字の文章を使いますよね。自分の成功・失敗体験や培ってきた知識・知恵を読者に伝えることができます。それは、あなたしか経験できない独自の価値ですよね。
たとえば、有名な女性起業家に山口絵里子という方がいます。彼女は、24歳の若さでバングラデシュに単身で渡り、事業を始めた方。そんな彼女はこれまで5冊本を出版して、自らの経験を本にしています。なぜ彼女の本が売れているかといえば、独自の経験を記しているからです。
多くの起業家の人たちは、必ず自分にしか経験できないことをしているでしょう。それを本にすれば、自分にしか伝えられない独自の価値を提供できます。すると、商品のマーケティングにつながるのです。
自分が動く必要のないマーケティングツール
出版マーケティングをやれば、自動で動いてくれる集客ツールになります。本の出版時に、一度でも読者の想定や市場の設定などを行えば、もう実働をする必要はありません。
あとは勝手に本が売れ、読んだ人たちにあなたの商品を届くマーケティングツールになります。さらに、印税も入るため、自動でお金を生み出してくれます。
出版マーケティングの3つのタイプ
出版でマーケティングを行うためには、3つの出版方法を理解する必要があります。それぞれの特徴を示しながら説明します。
商業出版
もっとも一般的な出版方法は、商業出版です。主に本屋で並ぶ本は、商業出版によって出版されています。著者は企画書を作り、出版社に提出。そして、出版するかどうかは、出版社の判断で決まるため、内容やタイトルなどの自由が少ないです。そのため、著者の意向が通りにくく、売れるための本が作られることが多いです。
出版費用を出版社が負担したり、有名人などの影響力がある人でないと出版のハードルが高かったりする特徴があります。出版におけるマーケティングでも影響力はありますが、一般人では出版は難しいでしょう。
自費出版
次は自費出版です。その名の通り、自分で費用を負担して出版する方法です。著者の自由な形で本の出版できますが、本屋で売ってもらうために自ら営業しなくてはならず、本を売る努力が必要です。そのため、本が売れ残り、自ら手売りしている著者の方も珍しくありません。
出版マーケティングの観点から言うと、逆に売れない本を手売りするリスクがあるため、ブランディングを弱めてしまう恐れもあります。
電子書籍出版
最近よく知られるようになってきたのは、電子書籍出版です。KindleやKoboなどを代表とした電子書籍で出版する方法。紙の本ではなくデジタルでの出版なのが特徴です。基本的には、本屋には流通せず、各々のスマホやタブレットを通じて購入されます。
出版の方法も商業出版・自費出版と異なり、出版費用はゼロ円なのが特徴の1つ。低予算かつ誰でも出版できるため、出版のハードルが低いです。
出版マーケティングとしても効果的で、電子書籍内でQRコードからHPに誘導できたり、SNSと紐づけることでブランディング強化ができるでしょう。
出版マーケティングの2つのハードル
出版マーケティングの方法を見てきましたが、いくつかのハードルがありますよね。
予算の問題
当然ですが、本の出版には予算がかかります。特に自費出版は、出版費用の大多数を著者自ら負担するため、予算の問題があります。さらに売れ残ったときの在庫リスクもあるため、余剰予算がかかる場合もあるでしょう。
商業出版は、著者の負担はないため、予算が足りないという心配はありません。一方の電子書籍出版は、著者の負担で出版をします。しかし、基本的な費用はゼロ円です。さらに、電子書籍出版代行サービスを使っても、自費出版ほどの予算はかかりません。
出版するためのハードル
もっとも出版のハードルが高いのは、商業出版です。出版社は利益を優先するため、売れる本を作りたがります。つまり、商業出版は影響力がある有名人しか出版できません。よって、一般人にとってもっともハードルが高いです。
一方の自費出版と電子書籍出版は、誰でも出版できます。お金があれば自費出版できますし、お金がなくても出版できるのが電子書籍出版です。
個人起業家向けの出版マーケティングの方法
フリーランス・起業家の方が出版マーケティングをするのにオススメなのは、電子書籍出版です。なぜなら、低予算で出版でき、これから伸びる分野であり、SNSなどのWEB媒体と相性が良いため。
もっとも費用がかからないのが電子書籍出版です。Kindleで出版し、原稿や表紙、入稿作業などを自ら用意すれば、誰でもゼロ円で出版できます。さらに電子書籍はこれから伸びる分野です。紙の本とは違い、売上が伸びていて、出版マーケティングの観点から言っても、紙よりも影響力は上がっていくでしょう。加えて、電子書籍はSNSとの相性が良いため、自分の商品を売りやすい特徴があります。
予算をかけたくない個人起業家で、WEBからの集客を目指す人にとっては、オススメの出版マーケティング方法です。
まとめ
出版には様々な効果と方法があります。どれを選ぶかは、あなた次第です。自分に合うものを選び、出版マーケティングをしてみてはいかがでしょうか?
長くなったので、最後にまとめておきます。
①ブランディング強化
②商品の認知拡大
③自分独自の価値提供
④自分が動く必要のないマーケティングツール
①商業出版
②自費出版
③電子書籍出版
①予算の問題
②出版するための高いハードル