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起業して数年、ようやく売上も上がってきました。でも、もっと集客を増やしたい!ブランディングを強化したい!
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そうですね。起業してある程度うまくいってるけど、もっと上を目指したいですよね。
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そういえば、本を出版すれば売上アップが見込めそうだけど、有名人じゃない私でも出版ってできるの?
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少し前なら、有名人でないと出版は高いハードルでした。でも、今なら現実的な方法で出版ができますよ!

この記事では、有名人でなくても個人起業家が本を出版する現実的な方法をお伝えします。

このような人にオススメ

・集客を増やしたい個人起業家、フリーランス
・知名度が高くないけど出版したい人
・実績作りをしたい個人起業家
・商業出版できない個人起業家

個人起業家が本を出版する現実的な方法

有名人ではない個人にとって、本の出版は難易度が高そうに思えます。そんな個人が現実的に出版できる方法は、主に2つです。

現実的に個人起業家が出版する2つの方法

①電子書籍出版
②自費出版

知っていますか?私たちが本屋で目にする本は、90%以上が商業出版によって出版されているんです。しかし残念ながら、商業出版は影響力のある有名人しか出版できません
個人起業家が出版するには、「電子書籍出版」「自費出版」が現実的です。詳しく解説していきます。

電子書籍出版の特徴

電子書籍出版の特徴は、紙の本を使わず、Kindleなどを電子書籍を使って出版できることです。本屋には置かれませんし、本を形として残せませんが、印刷会社を通じて電子書籍と同時に紙の本も出版できます。

出版難易度も商業出版・自費出版よりも低く、企画を作る必要もなければ、有名人である必要もありません。つまり、出版社を通さず、個人起業家自身が出版できることも特徴の1つです。

個人起業家にとっての電子書籍出版の3つのメリット

電子書籍出版の大きなメリットの1つは、出版費用が安いことです。多くの個人起業家が出版が難しいと感じるのは「高額な出版費用」と「在庫リスク」ではありませんか?しかし、電子書籍出版は、その心配はありません。

著者自身が原稿、表紙などを用意すれば、0円で出版ができることが個人起業家にとってメリットです。もし著者自身が用意できなくても、数百万円かかる自費出版に比べて、出版代行サービスを使っても数十万円で済みます。また、電子書籍出版は、在庫のリスクがありません

よって、売れなかったときの心配はしなくていいですし、本屋に営業に行くこともありません。まだ売上が安定しない個人起業家にとっては、電子書籍出版はハードルが低い出版方法だと言えます。

2つ目のメリットは、誰でも出版できることです。有名人である必要も、作家である必要もありません。もちろん個人起業家も例外ではなく、出版によってブランディングを狙うことができます。
また、費用も少ないことに加え、在庫のリスクもないため、出版の難易度は低いと言えるでしょう。駆け出しの個人起業家が実績作り、ブランディングのために出版することができます。

3つ目のメリットは、自由な内容で出版できることです。電子書籍出版は自費出版と同様に、出版社から「売れる本のための内容」を押しつけられることはありません。本の原稿や表紙デザインなども、すべて著者自身が自由に決めれます。つまり、伝えたいことをそのまま言葉にできるのです。

一方、商業出版では、著者に自由が少なく、出版社の意向が反映され、「え?この本、私が伝えたいことと違うのになぁ…」ということが起きることも少なくありません。「本を売って儲ける」のではなく、「本を使ってブランディングする」という、本業につながる出版ができるのがメリットです。

電子書籍出版の3つのメリット

・出版費用が安い
・誰でも出版ができる
・自由な内容で出版できる

個人起業家にとっての電子書籍出版の2つのデメリット

電子書籍出版のデメリットは、主に2つ。1つ目は、自分自身で本を売る努力をする必要があることです。たとえば、商業出版であれば、多額な費用を使って「本を宣伝」や「本屋へ置いてもらうための営業」を、出版社がやってくれます。一方、電子書籍出版の場合、著者自身が宣伝しなければいけません。

宣伝が得意な人や宣伝費用がある起業家はいいですが、全員がそうとは限りませんよね。宣伝というのは、労力もかかるし、お金もかかる作業です。簡単そうに思えますが、個人起業家にとってはハードルになるでしょう。

2つ目のデメリットは、電子書籍が苦手な人もいることです。デジタル時代になりつつありますが、年配の人を中心にアナログのモノを好む人も多いですよね。電子書籍が苦手という人もいますし、紙の本で読みたいと思う人もいます。

もし年配の方向けにビジネスをされている個人起業家の場合、苦労して出版した書籍を読んでもらえないということもあります。

電子書籍出版の2つのデメリット

・個人起業家自身が本を売る努力をしなければいけない
・電子書籍が苦手な人がいる

自費出版の特徴

自費出版と特徴は、その名のとおり、著者である自分が費用を負担して出版します。また、商業出版とは違い本屋に流通されることは少なく、販売部数も限られています。

その結果、多くの場合、出版後に著者の自宅に本が届きます。また、企画書を持ち込む必要はなく、売れる本を作ることが目的の商業出版とは違い、出版できるかの審査等はありません。自費出版を手掛ける出版社の目的は、「売れる本を作る」ことではなく、「著者を喜ばせる」ことです。

個人起業家にとっての自費出版の3つのメリット

個人起業家にとって、自費出版のメリットがいくつかあります。もっとも大きなメリットは、誰でも出版できるということ。お金さえ用意すれば、無名の個人でも出版できます。

「え?でも、文章を書けないと自費出版できないんじゃ…?」
と思った人もいるでしょうが、自費出版社には、企画作りやライターによる代筆、編集者による文章の校正などもあるため、自ら書かなくても出版ができます。つまり、お金さえあれば、出版に関する知識がなくても、有名人でなくても出版ができます。

2つ目のメリットは、自由な内容で出版ができることです。原稿内容や表紙デザイン、本のスタイルなど、すべて著者の思い通りです。本が売れないような内容でも、周りから何を言おうと、どのような内容でも構いません。

商業出版というのは、多くの場合で「売れる原稿」「売れる表紙デザイン」「売れるタイトル」に指定されてしまいます。商業出版よりも自由度が高いのが自費出版のメリットです。

3つ目のメリットが、得られる印税が高いことです。一般的には、商業出版の印税は本の価格の10%程度。一方、自費出版と印税は、20%以上ということも珍しくありません。また、著者自身が本を売り、出版社に支払った費用以上の売上を上げれば、それ以降の印税は20%よりも遥かに高くなるでしょう。

もちろん本を自ら売らなければならないという条件がありますが、商業出版よりも得られる印税が高くなります。お金の工面が大切な個人起業家によって、自費出版は努力次第で費用が抑えられる出版方法です。

自費出版の3つのメリット

・誰でも出版ができる
・自由な内容で出版できる(出版社の言いなりにならない)
・得られる印税が高い

個人起業家にとっての自費出版の4つのデメリット

自費出版にもメリットもあれば、デメリットもあります。個人起業家の出版にとって、もっとも大きなデメリットは、出版コストが高いこと。自由度が高い一方、すべての責任を著者が負います。

一般的に自費出版のコストは部数によりますが、100万円以上はかかります。さらに、本の内容にこだわることで、もっと出版費用が増えることもあるでしょう。さらに印税も、商業出版より得られる可能性はありますが、たくさん本を売らなければいけません。

2つ目のデメリットは、本のクオリティーが下がる恐れがあることです。特に、ライターに頼まずに個人起業家自身が原稿を書く場合、内容が質が下がることがあります。
つまり、個人起業家の文章力・企画力などのスキルによって依存するのです。

本を出版したい個人起業家の方で、多くの人が気になっていることは本の在庫ではないでしょうか。自費出版の3つ目のデメリットは、在庫のリスクがあることです。自費出版は、基本的に本屋に流通せず、完成した本が出版社から著者の自宅に届きます。

そして、手売りで著作を売り歩いたり、本屋に営業に行かなくてはいけません。よく言われるのが、著作が数年間売れず、何年にも渡って自分の本を売り続けているいうことです。
いつ売れるか分からない本を売り続けることは、個人起業家の人にとって精神的に厳しいですよね。

最後のデメリットは、本屋に置かれにくいということです。商業出版と違い、自費出版では、出版社は本屋へ営業をしてくれません。つまり、著者自身が本屋で置いてくれるように営業をしなければいけません。

とても影響力のある人や営業スキルがある人は、本屋の店頭に並べてもらえるかもしれませんが、そういうことが得意ではない個人起業家の人は、本屋に置けない可能性があります。本屋に置かれないということは、本が売れにくくなると同時に、在庫のリスクが高まります。

自費出版の4つのデメリット

・出版コストが高い
・本のクオリティーが下がる可能性がある
・在庫リスクがある
・本屋に置かれにくい

個人起業家が本を出版するときの5つハードル

個人起業家が出版するには、いくつものハードルがあります。本は実績作り・ブランディングに最適ですが、それだけハードルも高いのです。5つ挙げて説明していきますね。

出版するためのコネのハードル

基本的に、本を出版するにはコネが重要です。特に商業出版を目指す人は、出版プロデューサーと出会う必要があります。出版プロデューサーとは、出版をしたい人に企画書を作り方や販促の立案、出版社へ提案してくれる人のこと。多くの著者は、基本的に出版プロデューサーと手を組んで、商業出版を目指します。

しかし、簡単に出会えるわけではありません。売れっ子の出版プロデューサーだと、出版するためのセミナーに行き、高額な費用を払って、プロデュースしてもらうことがほとんどです。
つまり、いかに出版プロデューサーと出会うかが出版できるかの鍵を握っているのです。

時間のハードル

当然ながら、出版するためには時間がかかります。原稿を仕上げる時間、表紙デザイン・本の中身のデザイン、入稿や販促の準備、どれもすぐに決めれるものではなく、しっかりとした戦略を持って決定しなければいけません

最悪、予定されていた出版予定日を延期するということもあり得ます。また自費出版の人では、著者が原稿を用意できず、何年も出版できないということもあります。ただでさえ忙しい個人起業家にとって、出版に時間がかかることは大きなハードルになってしまうでしょう。

労力のハードル

3つ目のハードルは、出版までにたくさんの労力がかかってしまうことです。説明したとおり、出版には原稿や表紙、販促などの作業が必要になります。すべてを自分だけで用意するのは、かなりエネルギーを使いますよね。

商業出版の場合、このような作業を出版社がやってくれますが、原稿のチェックなどの作業だけは著者がしなければいけません。どの出版携帯をしていても、一定の労力はかかってしまうのです。

費用のハードル

個人起業家の誰もが悩むことは、出版費用ではありませんか?本を出版するのは、とてもお金がかかります。
電子書籍出版は、0円から出版できますが、自費出版は数百万円の費用がかかりますし、出版した後のフォローもありません。もし宣伝などを行う場合、基本的には自分で宣伝費用を出す必要もあります。

在庫リスクのハードル

最後のハードルは、在庫リスクです。もし自費出版をした後に売れ残った場合、在庫を抱えることになります。
少し考えてみてください。ブランディングのために出版をしたのに、売れなかった本を数年かけて売り歩くというのは、逆にブランディングを下げていませんか?

もちろん、売れればブランディング強化できるでしょうが、全員がそうとは限りません。多額な赤字になることもありますし、在庫を抱える怖さはあるでしょう。

個人起業家が出版する現実的な方法は「電子書籍出版」

コレまで、電子書籍出版・自費出版の特徴やメリット、デメリットを説明してきました。結論としては、個人起業家にとって現実的な出版方法は、「電子書籍出版」です。

多くの人が出版を思い止まることは、「出版費用が高い」「売れ残った後の在庫が怖い」ということではありませんか?その2つをクリアするのが、電子書籍出版です。出版費用は安く済みますし、在庫を抱えることはありません。自ら原稿・表紙などを用意して、出版すれば、0円で出版できます。

また、出版代行サービスを使っても、数十万円で済みますし、面倒な作業もしなくて済みます。影響力がなく、お金をかけたくない個人起業家にとっては、電子書籍出版が現実的です。

まとめ

個人起業家にとって、集客につなげるための「実績作り」「ブランディング強化」のために本を出版することは大きなメリットになります。しかし、現実的に考えると、出版するためにはいくつものハードルがあります。

特に、費用と在庫のリスクは、個人起業家にとって大きなハードルになるでしょう。それをクリアするのが、電子書籍出版です。さらに今後、電子書籍出版の市場は、ますます大きくなっていきます。もし、「出版したいけど、どうしよう…」と悩んでいるなら、電子書籍出版を検討してみてはいかがでしょうか?